冬将軍にインタビューしてみた
本日は冬将軍さまにインタビューしてみました。
Pさん:
こ…こんにちは……。きょ…今日はインタビューを引き受けていただきありがとうございました。
冬将軍:
よそよそしいな。あとインタビューするとしたら少しタイミング遅くないかい?
Pさん:
…冬真っただ中のほうがいちばん旬かなぁと。
冬将軍:
わし、結構前から日本に来てたんだけどなぁ…。まぁええや。で、何の話聞きたい?
Pさん:
今回は比較的世間の嫌われ者であるあなたに仕事の内容や気持ちなどをお聞きしに来ました。
冬将軍:
なに?わし嫌われ者なの?ガハハ……。
Pさん:
(気づいてなかったんだ)。まず世間に嫌われている件についてどう思いますか?
冬将軍:
んまぁ、仕方ないよね。わし来ると日本寒くなるもんな。寒いとやっぱどうしても苦手な人にとっては嫌われるよね。
Pさん:
僕は冬のほうが好きですけどね。
冬将軍:
本当か!気が合うの!わしのライバルの「猛暑」にはもうインタビューはしたか?
Pさん:
…まだしてないですね。どうされたんですか?
冬将軍:
あいつ、年々強くなり始めてな。なんか従妹の地球温暖化?ちゅうもんが手をまわしとるらしくての。憎たらしい奴だ。
Pさん:
やっぱ猛暑さんは嫌いなんですね。
冬将軍:
そりゃあね!!年に1回の総会の時には「夏」を筆頭に調子にのるんだ。あぁ思い出すだけで腹が立つ。
Pさん:
冬将軍さんはその仕事についてどう思いますか?
冬将軍:
うむ。まぁ日本特有の四季の4派閥の1つに属せているというのは誇りだよね。
Pさん:
4派閥とは?
冬将軍:
春軍団とか夏軍団、秋軍団、冬軍団とかだよ。比較的秋軍団とは仲がいいんだよ?晩秋さんとはよく飲みに行く仲だし。
Pさん:
へぇ!季節でも仲がいいとかあるんですね!
冬将軍:
もちろん。
Pさん:
ほかにはありますか?
冬将軍:
たまにおるやろ?冬でも半そで、短パンの子供。彼らを見守るのも楽しみの1つだよ。家の中でぬくぬくしとるのもこれまた一興。
Pさん:
大人たちは室内でぬくぬくしてますからね。ではこの仕事で嫌だったことはありますか?
冬将軍:
そりゃあるよ。わしのせいで木枯らしのやつが勢いを増すとわしらに罵詈雑言が飛んでくるからのぉ。やはりいい思いはせんよ。ただ、わしらがおらんと日本の「良さ」というものがなくなるからのう。
Pさん:
四季折々の国日本では大切ですからね。
今年の冬はどうしていくのか
Pさん:
さぁ、今年(2018年)の冬はどうしていく予定ですか?
冬将軍:
そりゃバリバリ頑張っていきますよ!わしもまだまだ若いんでね!ただ災害さんのお世話にならないように気を付けますよ。まだ嫌われたくないんでね(笑)
Pさん:
お願いしますよ。大雪で身動きとれなくなったりしたら怒りますからね(笑)
冬将軍:
でもそれもまた一興。ガハハハハハ。人間はおもしろいな。初めて人間と話してみたがやっぱり想像と同じだ。このインタビュー楽しませてもらったぞ。
Pさん:
…なんで〆にかかってるんですか。
冬将軍:
おや?違ったかの?
Pさん:
いえ、大丈夫です。こちらこそ楽しかったです。ありがとうございました。
冬将軍:
最後に職権乱用してやろうかの。
Pさん:
といいますと?
冬将軍:
あそこにミニスカートの娘がおるやろ?
Pさん:
まさか…
ヒュー(風の音)
Pさん、冬将軍:
ピンクか。