Pさん

いろいろなものにインタビューしていきます。

田舎の自動販売機にインタビューしてみました

本日は近所の田舎にある自販機にインタビューしてみました。

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Pさん:

こんにちは。まずは本日はインタビューを引き受けていただきありがとうございました。

自販機:

普段僕にスポットライト当ててくれる方少ないんでね、喜んで引き受けますよ。

Pさん:

それはありがとうございます。まずお近づきの印になにか購入してもいいでしょうか?

自販機:

どうぞ、お好きなのを。

 

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ガタンっ。

 

自販機:

…微糖派なんですね。

Pさん:

甘いほうが好きなんでね(笑)

自販機:

多いですよ、けっこう微糖買う人。強面でいかにもって人ほど微糖だったりして。おもしろいですよ。

Pさん:

そんなことがあるんですね!意外と楽しそうな職業で。

自販機:

いやいや全然。都会の駅とか室内にある自販機ならあったかくていいですしお客さんも多いですしいいですけど、なにせ田舎なんで(笑)

Pさん:

寒さとか暑さととかはやっぱこたえるんですね。

自販機:

それもそうですけど、やっぱお客さんがすくなってのはさみしいですよ。

Pさん:

駅前や都会の自販機には憧れますか?

自販機:

そりゃ憧れますよ。そういえば最近の若いやつはパネルになってるんだってね!しかも電子マネーまで…。

Pさん:

自販機さんはなんでここを選んだんですか?

自販機:

いや、単にあいつらがエリートだったってだけですよ。

Pさん:

ではもし都会の自販機になれるとしたらどうしますか?

自販機:

そりゃ若い娘に買われたいですよ。でもね、僕はここでいいんです。

Pさん:

それはどうして?

自販機:

毎朝僕を尋ねに来るサラリーマン、お茶だけしか買わないおばあちゃん。僕の飲み物を飲んで生き返ったかのようなバイクのあんちゃん。田舎だとお客さん少ないけど…ひとりひとりがあったかいんですよね。

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 Pさん:

自販機ならではって感じですね。

 

 

 

 

 

自販機の過去

 Pさん:

いままで大変だったことはなんですか?

自販機:

新人としてきたときは何をどうしたらいいか全くわかりませんでした。それが一番大変でしたね。

Pさん:

ちなみに自販機さんはいつごろ来られたんですか?

自販機:

10年ほど前だったと思います。あれですよ、紙幣が変わったときです。

Pさん:

ありましたね!そんなこと!

自販機:

あれでもう一斉に変わりましたね。

Pさん:

それ以外に大変だったときはありますか?

自販機:

大雪の時でしたね。僕が大変っていうより周りが大変そうでしたし、補充の方が大変そうでした。というか来ませんでしたね(笑)

Pさん:

やっぱそういう時はだれでも大変ですね。

では一番うれしかったことは?

自販機:

数えきれないですよ。(笑)

こんな山の中だったら基本的に1日5人来るか来ないかですよ?もう、1人1人に感謝ですよ。

いつもね、雪が降ると決まって朝早く僕の前を掃除してくれる方がいましてね。使う人が使いやすいようにって。それはホントうれしいですよね。

Pさん:

なるほど。では最後にこの仕事について聞きます。

 

自販機さんにとって自販機という仕事とは

 自販機:

誇りですよ。暑いときも寒いときも大変ですけど(笑)

ほかのやつがどうとか思うときは少しはありますけどね、寿命が来るまでは続けたいですよね。

Pさん:

貴重な時間ありがとうございました!大変すばらしい内容でした。ありがとうございました!

自販機:

そういえばそこの…右の下のほう…

Pさん:

え?ここですか?

自販機:

そう、そこの下。百円落ちてるよ(笑)

 

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